かざいむ日誌

IT関係で知ったことなどを記事としてあげていきます。内容に不備や質問などあればぜひコメントをよせてください。

難しい本『事業分析・データ設計のためのモデル作成技術入門』を読んでいる

最近知恵熱が出るような経験をあまりしていない。漫画やちょっとした技術書を読むけど体力が要るような読書や、頭がショートするような読書体験をしていない。

これではいかんと思ってたところで、データベース、DOAについて関心が向くようになってきた。フロントエンドはスピードが速くフルタイムでシステム開発していない今頑張れない、、むしろ業務について本質的な観点を持ちたい、というのが理由としてあるんだと思う。

そこで、大学生向けのデータベースの教科書、増永良文著『リレーショナルデータベース入門』と佐藤正美著『事業分析・データ設計のためのモデル作成技術入門』(TM本)の2冊を一時帰国時に買い込んでほくほくしてラオスに戻ってきた。でも開いてみるとどちらも思った以上に骨太な感じ。

今はTM本のほうから読み進めているけど、ウィトゲンシュタインとかゲーテルとか出てきてそれがデータベースにつながるのか、わかるような、わからんようなと思いながら読んでいる。これは何回か読まないといけなさそう。でも多少なりともDBの知識・経験があるので点と点がうっすら点線でつながりそうな感じで読めている。

そういえば私は大学は文系で、あまり歯ごたえのあるのを読んでこなかったように思う。社会学比較文学の本はちょこちょこ読んだけど、まぁそんなに難しい本は読まなかった。一度だけ、大学院で課題図書としてフーコーの『これはパイプではない』という思想エッセイを読んだが、なかみが全然わからなかった。これはマルグリットの『これはパイプではない』という絵の解釈についてのエッセイだったと記憶している。課題図書なので読むのをやめるわけにもいかず、でも読んでも意味が取れないので、しばらく放置して、休み休み読んでいたらある時、急に内容が頭に入ってきた。

卒業してからSIerに就職して、一時期かぶれてメイヤーのオブジェクト指向入門という鈍器のような本を買ったけど、これは積読になっていつの間にか手元からなくなっていた。もったいないことをしたが、今考えるとそれよりも前に読むべき本があったと思う。今の私が若い時の私にアドバイスするならTCP/IPLinuxカーネル情報理論、データベース、アルゴリズムなどの骨太な本を勧めるだろう。まぁ、若い時の私からするとちょっと面倒なおじさんに見えるだろうな。

今回買った、TM本やリレーショナルデータベース入門でもパイプ本のように理解が深まる瞬間が来てほしい。というか、読書会とかしたい。そうでもしないと頭の中で整とんできないように思う。読書会したい本はもう一冊あって、市谷聡啓著『デジタルトランスフォーメーション・ジャーニー』だ。TM本やRDB入門は概念を整理するのに他の人が欲しい感じ。DX本は読んだ人それぞれの現在の立ち位置から本の内容がどう読めたかを共有したい。興味がある人がいたら連絡ください。