『THE CULTURE CODE 最強チームをつくる方法』を読んだ
この本は興味ある人である篠田真貴子さんのお勧めということもあり手に取ってみた。篠田さんを知ったきっかけと、篠田さんによるこの本の紹介は以下の通り。
この本は読んで正解だったと思ったし、実践するために何度か読み返さないといけない本だと思った。ここでいうチームとは企業の組織論やリーダーシップとは異なる。著者によると優れたチームに共通する文化は以下の3つ。
- 安全な環境
- 弱さの開示
- 共通の目標
ここだけ読むとそれほど目新しいことは言ってないように感じるのだが、この本で特徴的なのはこれらの文化をどう醸成するか具体的な行動やエピソードで紹介している。これを読んだ後に思ったのは、組織論でホラクラシーが良いとか制度面のみに注目されることが多いけど、実際はもっとミクロな行動が伴っていないとうまくいかないし、こういう行動からチームが改善できるというのはとても心強く感じた。
あと、もう一つ面白かったのは、3つ目の共通の目標について、チームを2つのタイプに分けて、それぞれを作るための行動を紹介している。一つは熟練したチーム、もう一つは創造的なチーム。熟練したチームはリッツカールトンとかのイメージだと思う。想像的なチームはプロジェクトチーム。熟練したチームでは価値観をスローガンにして伝えていく。プロジェクトチームでは振り返りやフィードバックで気まずい瞬間が起きるようにするとのこと。