かざいむ日誌

IT関係で知ったことなどを記事としてあげていきます。内容に不備や質問などあればぜひコメントをよせてください。

ITスキルは工学、実際に役に立ってこそのもの

技術が身につくって正確にパスを蹴るとか、シュートをゴールに決めるとかじゃないの。

何が出来るか?という基準の拡大なんだ。

例えば、自転車に乗れたら徒歩で歩くより行動半径が広がるよね?これが技術が身につく事の効用なの。

これは、ITでも同様だと思う。利用されて、役に立ってこその技術だと思う。お金が稼げなくても面白いとか、こんなことできるのか、こういう理解をするといいのか、というのも役に立っているのうちに含む。コンピュータサイエンスも工学の一分野だと思うので、工学と一緒で、実際に役に立ってこそ意味があると思う。

もともと大学の専攻が情報(工学)ではないので、工学の話を読むと非常に面白い。

www.koichihori.tech

工学と理学の最大の違いは、学問のめざすところの究極の目標の違いにあります。

ややおおげさな言い方になるかもしれませんが、工学の目標は人類の幸福、理学の目標は真理の探求です。

この話は何となくどこかで聞いたことがある。理学は真理の追究、工学は実学なので違うのだ、と。ただ、このブログで紹介されているサイトを見てみたらさらに興味深いことが書かれていた。

harashima-lab.jp

でも本当に工学は理系なのだろうかと最近思う。

(中略)

産業革命以降のこれまでの工学は応用理学であった。発展途上期はそれでいい。成熟期を迎えた工学は方法論ではなくて、そもそも何を目的としているかによって定義すべきだろう。その立場からは、工学は明らかに「文化創造学」だ。技術はもともと人が創意工夫して生み出した文化である。

(中略)

工学が文化創造学である限り、その基礎科目は理系だけではない。美への感性そして人間の理解がなければ、文化は創造できない。その意味では、芸術や心理学も基礎科目としてあってもいい。

ここを読むと、最近私が耳にするようになった、「ビジネス(B)」「テクノロジー(T)」「クリエイティビティ(C)」を統合するスキルセット=BTCスキルも、やはり同じ理解に行きつくのかな、と思った。