オンラインに移行して暗黙知がより貴重になった一方で、公開されてる暗黙知を取りに行くべきかも。
経営学者のリンダ・グラットンは新人講師育成には別の講師の授業観察を徹底させることが有効と指摘する。授業進行の技術は暗黙知が多いため、言葉で伝えることが難しく、観察させるほうが学習効果が高いという。先輩の仕事をじっくり観察できる機会の有無がオンボーディングを左右するのはよくわかる。
— トマル (@tomaru_ir) 2020年8月29日
これをよんで妙に納得した。ちょっとずれたところから話を始める。
今、会社に新入社員が加わって、Zoomでビデオ通話したままプログラミングの演習をやっているけど、いつ入って良いのかタイミングがつかみづらかった。手元が見えないから困っているのか、作業しているのか分からない、、、。これは結局、エディタを画面共有してもらうことで解決した。手元が見えることで何をやっているか分かるのだ。また、もう一つの気づきとしては、独り言を言わなくなった。Zoomだと対面感が強く、雑談が気になってしまい、ミュートしてしまう。Zoomだと話すか、黙るかで、独り言はしづらい。余談だが、spatial.chatがこの辺りのニーズを満たしているのだと思う。spatial.chatはもっと、課金のオプションを増やしてほしい。もう少しスポットで課金したり、ライトな使い方用に課金のオプションを増やしてほしい。
これは逆に私の手元や独り言を相手が聞けないことを意味する。私の言動が役に立つかはさておき、こういう情報がオフラインに取り残され、オンラインにははっきりしたもの、邪魔にならないものだけが流れる。で、この取り残されたものの中に暗黙知があるのだと思う。
一方で、プログラミングについては、ライブコーディングや、コードリーディングが公開されていて、こういうのはすごく役に立つんじゃないかと思う。あとは、Zoom以外の方法でゆるっと繋げるのもいいんじゃないか。spatial.chat でできるなら、それぞれみんな触っている画面を共有して、チラチラ見る。そうすると、声もかけやすい。
Office365でチームメンバーが触っているファイルのログが見れるDelveという機能があるらしいが、これも今何をしているかが自動的に分かって良いように思う。多分、分報はTwitter慣れている人やTiDDやってた人には良いけど、そうじゃないと抵抗があるかも。そういう意味では、やっている作業が自動的に共有されるソフトとかあるといいな。プロセスに常駐するとウィルスに判定されそうなので、画面キャプチャとって、キーワード拾うとか?怖いか。