かざいむ日誌

IT関係で知ったことなどを記事としてあげていきます。内容に不備や質問などあればぜひコメントをよせてください。

若手エンジニアと話す(WordPressテーマのレイアウト崩れ、アジャイルと背景の哲学、テスト駆動開発・テスト手法、知識体系)

近くのマックで前のプロジェクトで一緒だった若手エンジニアと、その大学の後輩と話す。

トピック

WordPressの困りごと

後輩さんが個人で請け負っているWeb開発でThemeを改造しようとしたらレイアウトが崩れたとのこと。Amoreというテーマを導入した。このテーマでは3つのアイコンを表示できる。これを8つに増やそうと(コードサンプルを見ながら)編集したがうまくいかず、マウスオーバー時のアニメーションが追加したものについて崩れている。応急処置としてうまく行っているアイコンのHTMLをそのままPHPに追加した。現象発生時のDOMの構造は上手く動いているものと同じように見えたが半角スペースなどが悪さをしていたのかも。Atomを使っていたがデフォルトで差分比較が出来ないのでパッケージを追加しておいた。

Webマーケティング

また、後輩さんはインターンでWebマーケティングをしてるらしい。その方法をスクーのサービスで勉強したとのこと。
schoo.jp

アジャイルと背景の哲学(ひろきのだいちさんのブログ)

gihyo.jp
最近読んで面白かった本として『エンジニアリング組織論への招待』を紹介。この本はソフトウェア開発、システム開発で行われるエンジニアリングとは何かという問いからスタートする。エンジニアリングとは、何かを実現する実学で、そこには不確実性が伴う。その不確実性を減らすのがエンジニアリングとして、不確実性の対処の仕方を分野ごとに紹介している。

で、筆者の広木さんのブログエントリでとても面白かったので紹介。
hirokidaichi.hatenablog.com

このブログエントリで彼はアジャイルをプロジェクト管理手法としてだけでなく、社会との関わり方として捉えているように感じた。彼はアーレントレッシグなどの社会理論の研究を引いて、第二次大戦前のドイツの社会を説明し、それと現在の日本が類似していると指摘。アジャイルの取り組みがその解決策になるんじゃないかと提唱している。


STRUTSイテレータの困りごと、考え方

若手エンジニアはレガシーシステムへの機能追加で困っているとのこと。STRUTS1でリスト形式のデータを表示、入力、保存を行いたい。イテレータの値は表示されるが編集して、保存ボタンを押してもデータがリストに代入されていない。STRUTSは大昔にやったことがあるかないかくらいだったのでその範囲でアドバイス。まずは、イテレータの記述の仕方が合っているか確認。どうも怪しい。そして、そもそも、STRUTSイテレータをHTMLにどう展開するか、そしてクライアントからどのようにデータが送信され、リストに変換されるかを考えた。name属性か、id属性を元にPOSTされたデータからMODELクラスを生成しているはず。という話をした。

テスト駆動開発とよく言うユニットテストの違い

和田卓人さんの訳した『テスト駆動開発』や講演ビデオを見て最近はまっているという話をした。
そこで出てきたのが、テスト駆動開発ユニットテストの違いって何という質問。これは整頓できてなかった。テスト駆動開発プログラマが開発を行う際にそのガイドとしてテストを利用するというのが異なる。また、テスト駆動開発では、テストが振る舞いを明らかにして、リファクタを助けるものとして認識されている。ユニットテストでは、そこまでの役割を求めず期待した振る舞いをするかどうかを検証するものとして利用されている、のでは?また、一般に言うユニットテストではテストは品質保証のために行うが、テスト駆動開発では品質保証はまた別のプロセスとして行う、のでは?

PMBOKやそれに似た知識体系

上の話をしていた時に、定期的に見ているブログの話を紹介。
brevis.exblog.jp
プロジェクト管理、生産管理などの面白い記事が投稿されている。で、PMBOKを紹介したら聞いたことあるような、ないような。PMBOKとはProject Management Body of Knowledgeの略で、ITに限らず、プロジェクトを実施する際の進め方のお作法をまとめたもので、ここに出てくるプロセスはプロジェクトでほぼ必ず起きる。なので、こういったのを知っておくとはまりどころを回避できるよと言う話をした。他には、ITIL、Information Technology Infrastructure Libraryを紹介。情報システムの導入、運用、改善のお作法をまとめたもの。他には、BABOK Business Analysis Body of Knowledgeといって、業務分析の手順を紹介したもの。あとは、EA Enterprise Architectureも紹介。現在の状態を把握して、次に理想形を設定、そして、最後に次期システムの構成を設定するというもの。
Information Technology Infrastructure Library - Wikipedia
BABOK - Wikipedia
エンタープライズ・アーキテクチャ(EA) | 日経 xTECH(クロステック)