日本に戻ったらどうしよう。 読書メモ。
日本に戻ってからの生活をどうするか妻と話をした。子どもが2人いて、私の収入が多くないので共働き、妻と子供は妻の実家に暮らして、単身赴任という形もやむなし、と考えていた。なんか追い詰められているような気持ちになりながら本を読んでいたら、考えるきっかけになる文章があったので、これを糧になんとか新しい生活を構想していきたい。
ニーズとは、欠乏やという意味からきている。私の現在の状態を、こうあってほしい状態に対する不足ととらえて、そうではない新しい現実をつくりだそうとする構想力を持ったときに、はじめて自分のニーズとは何かがわかり、人は当事者になる。ニーズはあるのではなく、つくられる。ニーズをつくるというのは、もうひとつの社会を構想することである。
僕が思う「哲学」というものは、この隅田公園と隅田川河川敷が実は違う管轄で、それによって警察の動き方や行政の動き方が変わることを理解し、自分のくらす場所を獲得するという行為そのものである。彼は匿名していた「土地」を名のある大地として再認識した。つまり、レイヤー間をジャンプし、サバイブすることに成功したのだ。
その「考える」行為。匿名化した社会システムレイヤーの裂け目、空間のほつれを認識し、そこにたそうなレイヤーが存在していることを知覚し、ジャンプし、独自のレイヤーを作成する行為。
これが 「生きる」である。
なんか本を読んでて繋がった気がしたのでメモ。